ああ、つい食べすぎた。お腹がパンパン。胃が重くて、しばらく動きたくない。
週末や連休。楽しい食事のあとに、そんな重だるさを感じることはありませんか。食べすぎた時は、胃腸がいつもよりがんばって働いている状態です。まずは無理をせず、少し休ませてあげることが大切です。
今回は、食べすぎた時のセルフケアとして使いやすいツボを3つ紹介します。足三里、中脘、脾兪です。初心者の方でも探しやすいように、場所と押し方をやさしく説明します。

食べすぎた時って、ツボ押してもいいの?お腹が苦しいときに触るの、ちょっと怖い。

強く押さなくて大丈夫です。目的は無理に何かを治すことじゃなくて、胃腸まわりを少し落ち着かせること。やさしく、気持ちいい範囲で十分です。
食べすぎた時、体では何が起きている?
食べたものは、胃や腸で少しずつ消化されます。食べる量が多いと、そのぶん胃腸の仕事も増えます。胃がふくらみ、お腹の張りや重さを感じることがあります。
脂っこいもの、甘いもの、冷たい飲み物が重なると、消化に時間がかかることもあります。眠気やだるさが出るのは、体が消化にエネルギーを使っているサインです。
東洋医学ではどう考える?
東洋医学では、胃腸は食べたものから元気を作る大切な場所と考えます。胃腸は元気の元です。食べすぎると、その胃腸に一度にたくさん仕事をお願いすることになります。
だから食べすぎた後のケアは、強く刺激するよりも、胃腸が落ち着いて働けるように整えるイメージです。温める、ゆるめる、少しめぐらせる。そんなやさしいケアが合います。

食べすぎた日は、反省よりもリセットです。次の食事を軽めにして、体を少し温める。それだけでも胃腸は助かりますよ。

反省よりリセット。いい言葉。ぼくも次のごはんは少なめにする。
ツボ1:足三里(あしさんり)
足三里は、胃腸のセルフケアでよく使われる代表的なツボです。食べすぎた後の胃の重さや、足のだるさが気になる時にも使いやすい場所です。
場所は、膝のお皿の外側から指4本分ほど下。すねの骨のすぐ外側あたりです。指で押すと、少しズーンと響くような場所を探してみてください。

押し方は、親指を当てて、5秒ほどゆっくり押します。痛いほど押す必要はありません。気持ちいい強さで押して、ゆっくり離す。これを左右それぞれ3回ほど行います。
お灸もとてもおすすめです。
ツボ2:中脘(ちゅうかん)
中脘は、お腹の真ん中にあるツボです。胃のあたりが重い、食べたものが残っている感じがする、そんな時に使われます。
場所は、みぞおちとおへそのちょうど真ん中あたりです。お腹が張っている時は、強く押さず、手のひらでそっと温めたり、みぞおちからおへそにかけて上から下にさするだけでも十分です。

押す場合は、指先でグリグリしないようにします。息を吐きながら、ゆっくり沈めるように軽く押します。苦しい、気持ち悪い、痛いと感じる時はすぐにやめてください。
↓やんわり温めてくれる、カイロタイプのものもおすすめです。
ツボ3:脾兪(ひゆ)
脾兪は、背中にあるツボです。東洋医学でいう胃腸の働きと関わりが深い場所として使われます。食べすぎが続いて、体全体が重い時にも意識したいツボです。
場所は背中側です。だいたい胃の裏側あたり、背骨の左右にあります。ただ、自分の手では押しにくい場所なので、無理に探しすぎなくて大丈夫です。

脾兪は、押すより温めるケアがおすすめです。カイロを服の上から当てる、蒸しタオルで背中を温める、家族にやさしくさすってもらう。そんな方法でも十分です。
低温やけどを防ぐため、カイロではなくやんわり温めるタイプのものがおすすめ
★自分では押せない場所なのでコレがとってもおすすめです。当院にも置いていて、強すぎず丁度良い硬さで背中のツボを刺激してくれます。
食べすぎた日、翌日の過ごし方
食べすぎた日、その翌日は、激しい運動は避けましょう。

食べすぎた罪悪感から、めっちゃ運動したくなる(笑)。

気持ちはわかるけど、身体的には散歩くらいがちょうどいいのよ。適度なお散歩は胃腸も動くし、消化を助けてくれるよ。
ゆっくり過ごす場合は、楽な姿勢ですごしましょう。少し休んで、お腹が落ち着いてきたら、白湯を少し飲む、体を冷やさないようにするくらいで十分です。
次の食事は、無理に抜くよりも軽くするのがおすすめです。おかゆ、味噌汁、温かいスープなど、胃腸にやさしいものを少量にしてみてください。
まとめ
食べすぎた時は、胃腸がいつもより働いている状態、消化には時間とエネルギーが必要です。
足三里⋯胃腸の重さや足のだるさに使いやすい
中脘⋯強く押さず、そっと温めるだけでもOK
脾兪⋯背中にあるので、温めるケアがおすすめ
食べすぎた日とその翌日は、運動で体を責めるよりも、やさしく戻すことがおすすめ。足三里を軽く押して、中脘をそっと温めて、背中を冷やさない。まずはそのくらいから始めてみてください。




コメント